「毛皮」という考え方はすでに終わっていると思う

毛皮の素材と組織

毛皮は、哺乳類の動物の毛のついたままの皮で、防寒用や装飾用として重要な素材となっています。毛皮製品の素材として、ミンクやアストラカン、テン、ムートン、チンチラがありますが、ミンクはイタチ科で種類が多く毛の質や色が異なります。アストラカンはヒツジ科で、巻毛によって作られる波状の模様が特徴になっています。テンはイタチ科になりますが、ミンクより高級品と言われていて、ロシア産の黒テンはセーブルと呼ばれ、希少とも言われています。ムートンは、ムートンラムと呼ばれる加工処理をほどこした羊の毛皮で、チンチラはリスに似たげっ歯類で、日本ではケイトネズミと呼ばれていますが、大変高価となっています。その他の素材としてウサギや、キツネ、タヌキなどもあります。毛皮の組織として毛は剛毛、粗毛、綿毛に区別されていて、剛毛は動物の口ヒゲやまぶたの上にはえる硬い毛のことを言い、粗毛は体全体にはえる長い毛で、動物の種族の特徴を表す象徴になっていて、綿毛は粗毛の下に隠れている短い下毛で、柔らかいうぶ毛を指し密生度が高いほど価値も高くなります。